【SEACOXX】ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない 市役所編 感想
目次
ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない 市役所編
人嫌いで引きこもり生活をしていた武村は、突然起きたゾンビ・パンデミックで社会が崩壊しつつある中、何故かゾンビに襲われない体質になってしまう。
ゾンビが徘徊する街を探索する内に、スーパーで立てこもる深月とその弟達に出会い、共同生活を続ける事となる。
ささやかな幸せも感じられるようになってきた頃、とある事件によってスーパーでの生活が終わりを告げ、武村達は人々が避難生活をする市役所へと向かう事になる。
ゾンビの恐怖を目の前に感じながら、何とか生き延びようとする人々。しかし、脅威は外のゾンビ達だけではなかった。
生き残りを賭けて思惑と感情が錯綜する中、人々を待つのは希望か、それとも絶望か。
そして人間のあがきをあざ笑うかのように、知性を得たゾンビ達の新たな活動が始まる。
カテゴリー | メーカー | プレイ時間 | 価格 | 評点 |
---|---|---|---|---|
シナリオゲー | SEACOXX | 10時間 | 4950円 | 85 |
※価格は変動する可能性が有りますので各自で確認の方をお願いします。
主な登場人物

武村 雄介
本編の主人公。
利己的で人嫌いをする性格。ゾンビには襲われない特徴を持つ。
市役所に拠点を変えた後は、調達班に協力したり、自身の食料を分けるかわりに独立した立場に着いてして行動している。

牧浦 さやか
メインヒロイン。
市役所にいるたった1人の医師。同時に市役所内でも強い発言力を持っている。
本人は今の自分の立場にかなりの重圧を感じている。

藤野 深月
メインヒロイン。
長い黒髪の、恵まれた容姿の少女。
市役所に着いた後は雄介とは別々に行動することになった。

黒瀬 時子
サブヒロイン。
雄介と同じマンションに住んでいたOL。
発見当初からゾンビ化していたため拘束され性処理の道具として使われている。
プレイ時間
元々このシリーズはvol.1,2,3,0と4分割で発売されていた物を2つに分けた物であり、市役所編はvol2,3,0を収録されています。
なので当然前作よりも容量も多く、プレイ時間は10時間でした。
それと今回も時子ルートは存在しており、量も前作と比べても多い物となっています。それでも他のノベルゲームと比べたら大分短いですが…
感想等
ゾンビのあふれた世界で俺だけは襲われないの続編ですね。前作をプレイしていない方や興味がある方はこちらの感想をご覧下さい。前作のレビューも書いてますので。
前作に引き続き、今回の作品も非常に楽しむことができました。今作からは拠点が市役所に移ったということもあり主人公も多くの人達と交流を持つことになります。市役所で篭城する中での人間関係や知性体との戦闘、深月の成長等、見所がたくさんありました。
物語は市役所に向かって移動するところから始まります。到着した後は市役所に深月の幼馴染がいたということと、その幼馴染がこれからは自分が深月を守ると言われたこともあり、雄介とは別々に行動することになります。そのためしばらく深月とは関わりが薄くなります。合間合間にちょこちょこと出演しますが、前作みたいにがっつり関わることは後半までありません。後半にはちゃんと見せ場もありますので、深月ファンの方はそこまでお待ちください。
別々に行動することになった雄介ですが、市役所内では主に調達班と牧浦さんと関わっていくことになります。調達班とは文字通り食料を調達したりする班です。その過程でゾンビと戦う必要もでてくるので危険な役目を担っています。雄介は調達班に協力したり、持ってきた物資を分け与えることで独立した立場を得る等して行動していきます。
次は牧浦さんに関してです。市役所編から登場するヒロインですね。以下CG2枚。
相変わらず綺麗なCGですね。同人とは思えない出来映えをしてます。
牧浦さんは市役所にいるたった1人の医師で、その他にも方針を決める会議等でも強い発言力を持っていたりと重要な立場を担っています。
本人はその真面目な性格からか、かなりのプレッシャーを感じています。これは確かにプレッシャー感じますよね。医師といっても、つい最近までは周りの先任医師に頼ることができていたのです。そんな中いきなりパンデミックが発生、篭城先ではたった1人の医師になり、まともな施設や器具もない状況で日々患者を診察やカウンセリングしなくてはいけなくなったのです。
まだ経験が浅くても医師ということで周りの人に頼られ、それと同時に市役所の方針にも注視していなくてはいけない。そしてそんな立場にいる人間が不安なことを言ったり、取り乱してしまえば周りにとんでもない影響を及ぼすかもしれない…
自分なら胃に穴が開きますよ。破綻するのが目に見えてます。
そんな状況に立っている牧浦さんと交流していく雄介ですが、上記のように苦悩している牧浦さんには目的のためならどんなに困難に見えるようなことも迷いなく実行し結果を残す雄介はとても魅力的に見えたのではないでしょうか。そんな中で徐々に雄介に惹かれていく描写がとても印象に残っています。恋心を抱いていく描写がすごい上手だと思いました。
前作にも言えることですがヒロインが主人公に好意を抱くことを納得、違和感なく書くというとても難しいことを表現できているのはこの作品1番の長所ではないかと思います。
その他にも調達班とゾンビの戦闘、人間同士の争いや知性体との戦闘も読み応えがありました。調達班がゾンビを倒す際もきちんと納得できる作戦を立てていたり、知性体との緊張感ある戦いも楽しませていただきました。
購入して後悔しない作品だと強く思うため購入してみてはいかがでしょうか。
市役所編はこちら、全巻パックはこちらからどうぞ。
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