【ゆずソフトSOUR】PARQUET 感想

8月 1, 2021

PARQUET

Brain―machine Interface とは、脳と機械を繋ぐ技術である。
BMIによって、人の記憶はデータ化が可能となり、世界に発展をもたらした。

そして“彼”は造り出された。

複数の人間の記憶を混ぜ合わせて新たな人間を造る、非合法な実験によって。

他人の記憶しか持たない彼は、自分に興味を抱き、自分を探して街に出る。
そうして訪れた街で出会った2人。

猫を思わせる涼やかな『茨木リノ』
犬を思わせる朗らかな『城門ツバサ』

彼女たちもまた、BMIの非合法な実験によって生まれた存在だった。
秘密を抱えた3人、“彼”と“彼女たち”の同居生活が大きな変化をもたらしていく

これは私(ボク)たちのものがたり。

引用元

カテゴリーメーカープレイ時間価格評点
萌えゲーゆずソフトSOUR8時間2500円80

※価格は変動する可能性が有りますので各自で確認の方をお願いします。

登場人物

伊吹 カナト

記憶の移植技術によって生まれた、特殊な存在であり主人公。
複数の人間の記憶を移植され、奇跡的に一人の魂が生み出された。

目覚めた当初は意思がなくロボットのようだったが、経験を重ねていく内に自我が芽生え、外の世界にも興味を抱く。

城門 ツバサ

朗らかで、明るく無邪気で裏表のない性格。
食べることが大好きで、美味しいお店に詳しい。
アルバイトしているカフェも“メニューが美味しい”というのが選んだ理由らしい。

ガラの悪い連中に絡まれている主人公を助けることになるのだが……。

茨木 リノ

素っ気ない口調や外見の雰囲気から冷たいと思われがちだが、
実際には困っている人を見過ごすことができない、優しい性格。
実は可愛い物、女の子らしい物が好きな一面もある。

主人公が倒れているのを見過ごせず、声をかけることが出会いとなり……。

プレイ時間

PRE STORYと本編合わせて7時間、AFTER STORYはツバサ編とリノ編各30分毎で1時間計8時間でした。

感想等

PARQUETは有名エロゲメーカーゆずソフトの全年齢向けブランドゆずソフトSOURのデビュー作となります。また制作にはゆずソフトのレギュラースタッフが担当しているとのことです。

なのでエロゲーではなくノベルゲームなのですが、気になったのでプレイしてみました。

そんな近作の舞台は現代よりも技術が進んでいる近未来になってます。物語にはBMIといった脳と機械を繋ぐ技術が存在して人の記憶、経験すらデータ化が可能となり、追体験することで自分の経験にできる。その技術を用いて世界が発展しています。

夢のような技術ですよね。これがあれば新人教育も圧倒的に楽になりそうですし、興味があっても敷居が高くて挑戦出来なかったことや、何から始めてみればいいか分からないことも随分と簡単にできそうな羨ましい技術です。

主人公はそのBMI技術を利用した非合法な実験によって生み出されました。複数の人間の記憶を移植し天才を作り出すというコンセプトの元に、試作品として。

その計画も頓挫し情報が流出。売却されていたところを「伊吹」という企業に引き取られます。会社のある一室に未だに目覚めないまま。その後目覚めた彼は伊吹の取締役から命令され、業績が傾いてい会社の建て直しのために改革に着手、見事に成功しました。

そんな中主人公は自分に疑問を持ちます。複数の人間の記憶を移植し身体すらも実験によって得たもの。そうして造りだされた自分は何なのか、人間、普通とは何か。そして自分を探すため、普通を知るために外へ出ること決意します

外へ出たはよいものの主人公には専門的な知識は合っても常識が欠如していて、何もかも知らないことだらけ。初めて飲んだ酒を吐くまで飲み、見知らぬ少女に介抱される始末。その他にも口座を作ろうにも身分証も戸籍もなくそんな状態では物件を借りることもできません。

そんな主人公ですがある事情から露天商の男2人から商品を押し売りされそうなところを城門 ツバサに助けられます。事情を話したところ条件付きのルームシェアを提案され了承します。

ツバサに案内され住居に来たもののツバサが眠気に促され倒れるようにして眠ってしまいました。その後目覚めた彼女ですが、まるで主人公のことを覚えていないかのように振るまい、警戒されてしまいます。また起きた際ウィグが外れたその姿は主人公が泥酔した時に介抱してくれた少女のものでした。その後自分が何故ここにいるか説明し、不審者ではないと納得してもらえたところで相手の事情を聞くことができました。

陽が出ている間は城門ツバサの意識沈んだ後は今の自分、茨木リノのものであると。こうして奇妙な3人同居生活が始まるといったストーリーです。

値段や全年齢向けということで少し心配してしまいましたが流石安定のゆずソフトさんでした。今作のヒロイン2人とも魅力溢れるキャラでとても可愛かったです。

2人とも可愛かったですが自分的な好みを言えばリノの方が気に入りました属性で言えばツンデレにカテゴリーされると思いますがそのツンの中にもデレが垣間見えて、見てて微笑ましくなるような子でした。人付き合いに慣れていないという設定を上手く扱ったツンデレキャラだと思います。

ツバサは元気っ娘で明るいキャラでした。それと、もはやゆずソフト恒例となった自虐ギャグの使い手です。その自虐が想像の斜め上で、初見時のインパクトは強烈でした。インパクト強すぎてお前が自分から言うんかいと思わず言ってしまいそうになります。

ツンデレでどこか素っ気ないところがあるリノ明るく元気なツバサ良いキャラ分けが出来ていたと思います

それと普段のゆずソフトさんと比べて(ゆずソフトSOURさんなんですがレギュラースタッフが担当ということで)ちょっとシリアスよりだとは思いました。本当にちょとですが。しいて言うならロープライスなので尺の都合のせいかもしれませんが。

あと昼間はツバサ、夜はリノということとキャラの設定が関わってかシリアスな場面の多くが昼間となっていて、自分がリノの方を好きに思ったのはこの影響があったからかもしれません。

他に言うことがあるとすればAnother viewの使い方が上手だったとこと、OPがポリゴン風?のアニメーションが多くを占めていて驚きましたねニトロプラスの凍京NECROまんまな感じといえば分かりやすいですかね。下にOP埋め込んでおくのでよければどうぞ。

あと感動したことと言えばシステム面ですね。今まではセーブやロードする時はセーブ画面やロード画面に飛ばなければいけませんでしたが今作は進行画面のままセーブとロードが可能になっています。他にも進行画面のままマスターボリューム、BGM、ボイス、効果音も調整可能となっていて目を見張りました。もちろんテキスト速度等の調整もその場で可能です。それと、パープルソフトさんでお馴染みのボタンカスタマイズ機能も付いてました

今回も安定して面白い作品でした。全年齢向けやロープライスで心配と思っている方も満足出来ると思います。よろしければプレイしてみて下さい。