【おすすめ ぱれっと】【ブラウザ対応】9-nine- ここのつここのかここのいろ 感想

8月 1, 2021

9-nine- ここのつここのかここのいろ

白巳津川市。

学園都市であること以外になんの特色もない街。

観光客を呼び込もうと町興しに励んでいるが、どれも不発。
しかし、思わぬ形で世間の注目を集めることになった。

ぶっきらぼうな態度をとりがちだが、責任感が強く行動力のある頼れる青年。新海翔。
なんだかんだ言いながら周りのことを第一に考える優しい性格である。

普通の学生らしい平穏な生活を送っていたが、
白蛇九十九神社に祀られた神器が破損したことをきっかけに、翔の日常に変化が訪れる。
その影に、異能に目覚めた少年少女たちの姿があった。

なんの特色も無い街に住む、
なんの変哲もない平凡な学生のはずだったが。

異能者たちが巻き起こす
数奇な運命に巻き込まれていく……。

忘れられないこと、忘れてはいけないこと。

引用元

カテゴリーメーカープレイ時間価格評点
萌えゲーぱれっと10時間3080円77

※価格は変動する可能性が有りますので各自で確認の方をお願いします。

主な登場人物

九條 都

本作ヒロイン。白泉学園2年生。主人公のクラスメイト。
世界的に有名な企業のお嬢様かつ、清楚で可憐な美少女。
性格は基本的にしっかり者だが、たまに抜けたところもあり男女問わず人気を集めている。

新海 天

白泉学園1年生。
無邪気で誰とでも物怖じせずに話せる、社交的な性格の妹。
主人公の家に居座ったり、ご飯をおごらせたりと気ままな態度を取ることもあるが、それも兄妹仲の良さの現れ。
真に受けやすくかわいい反応をする都をからかって遊ぶのがマイブーム。

香坂 春風

主人公たちの先輩。
気が小さくおとなしい性格であまり目立たない隠れ美少女……のはずだったが、
とあるきっかけで異常なほどモテはじめ、周囲に女王様扱いされている。

結城 希亜

玖方女学院2年生。
謎の多い、ミステリアスな他校の女の子。
パフェが大好き。

プレイ時間

プレイ時間は10時間ほどでした。ミドルプライスの作品ということを加味すれば標準的だと思います。

感想等

今作のメーカーはぱれっとさんです。過去作の代表としては、アニメ化したましろ色シンフォニーが挙げられますね。

ここのメーカーはどちらかと言えば萌えを重視しているメーカーなのですが今作も含まれている「9-nine-シリーズ」は明らかにシナリオにも力を入れていると感じました。シナリオに力を入れたからといってキャラの魅力が薄れた訳でもなくシナリオとキャラ萌えどちらも上手く活かしているシリーズだと思います。

エロゲを一通りプレイしている人に自分なりに分かり易く表現するとゆずソフトがやりたかったことをやりきった作品でしょうか。エロゲをあまりプレイしない人には、質の高いラノベという表現が適していると思います。

ゆずソフトさんと言えば優れたキャラ萌えとシリアスを混ぜるという作風、これぞエロゲという作品を作っていますがプレイしているとキャラ萌えの質はとても満足でき素晴らしいとは思うのですが、シナリオを上手く活かしきれていないのかどこかご都合主義なところを感じてしまうことも有りました。そういったところをキャラの魅力や声優の技量で気にならないようにする。悪い言い方ですがキャラの魅力でゴリ押しして誤魔化しているように思います。

要するに、シナリオが少し足を引っ張っている部分も有るのかなと感じています。そしてその不満を消して余る程の萌え要素、これがゆずソフトだと思っています。
批判してしまいましたがあくまでこれは個人的な意見だということをご了承下さい。

それと比べるとこの9-nine-シリーズは萌え要素も十分楽しむこともでき、シナリオも満足できる水準に達していると思います。

ここまでべた褒めしてきましたが注意して欲しいことが一つ有り、この評価は9-nine-シリーズ(2020年12月までに発売されている4作)通しての評価であって、今回紹介している「ここのつここのかここのいろ」1作の評価ではないということです。

評点で77点としたこのゲームがおすすめカテゴリーに入っているのも同じ理由です。9-nine-シリーズはおすすめできるのですが、ここのつここのかここのいろ単体で見るとおすすめに値するとは思いません。9-nine-シリーズの1作なのでおすすめカテゴリーに属しているということです。ちなみに9-nine-シリーズは各作毎にヒロインが違う作りになっています。1作目、つまり今作は九條 都がヒロインの物語。2作目の「そらいろそらうたそらのおと」は新海 天、3作目「はるいろはるこいはるのかぜ」が香坂 春風、4作目「ゆきいろゆきはなゆきのあと」に結城 希亜となっています。campusのウソシリーズと同じ方式ですね。
ここからは何故この作品がこの評点になったのか本編の感想と解説を交えて説明していきたいと思います。

先に最低限の解説、後に感想を述べようと思います。

舞台となるのは白巳津川市。学園都市であること以外になんの特色もない街ですが、町興しのため様々なことを行ってきました。その中の1つに白巳津川の伝承をモチーフにしたアニメ「輪廻転生のメビウスリング」の放送があり、それに合わせフェスを開催します。フェスを開催するにあたり、伝承にも登場している白蛇九十九神社に祀られている神器を展示することになりました。そのフェスに主人公、新海 翔がある繋がりから神器の警備を手伝っていたところ地震が起こり神器が破損してしまった場面から始まります。

そして神器が壊れたことを切っ掛けに翔たちの日常が大きく変わっていきます。公園での女子生徒石化事件、翔が通う学園での発火事件、そして2度目の石化事件と立て続けに事件が発生します。発火事件は収まりが悪いとは言え翔と都が協力することで解決できたのですが、その事件を切っ掛けに翔はアーティファクトの存在と現在の街で起こっている異変の実相を異なる世界の住人ソフィーティアから知りました。

アーティファクトとは所有することで超能力に類する能力を得ることができますが、1つのアーティファクトにつき能力は1つであること、先の女子生徒石化事件、発火事件はアーティファクトを所有する人物(以下アーティファクトユーザーと呼称)に引き起こされた事件であり、アーティファクトが流出したのは地震で神器が壊れてしまったためと。

アーティファクトの特性等は他にも有りますがネタバレに繋がる恐れがあるので割愛させて頂きます。

中でもソフィーティアは石化事件を起こしたアーティファクト「魔眼」に危惧しており、都に魔眼の回収を要請し受諾します。そして翔も都に協力し共に石化事件の解決を目指すストーリーと成っています。

ここからは本編の感想です。

なんと言ってもこのゲームの一番の長所はヒロインの九條都が可愛いすぎる点ですね。そんなヒロインの魅力を語りたいと思います。
ゲームをプレイして思ったことは真面目で責任感が強い性格だけど少し内気な女の子という印象でした。最初はその生まれと性格からか一緒に事件を解決していく翔とも会話に堅さが目立ちましたが、交流を重ねる内に余所余所しさがなくなっていき、仲が良くなっていくと共に意外に親しみ易い一面を覗かせたりと深く関わる程に魅力もドンドン増していくヒロインでした。他にも翔に対して無自覚な嫉妬をしたり、空にからかわれた時、ふとした瞬間の照れた反応等も可愛らしく印象に残っています。

また翔と付き合ってからはより感情表現がストレートになり好意を一層強く感じました。そして互いが互いを想い合い相手を尊重していることも良く分かりました。
ヒロインが気になってプレイするなら満足できると思います。

次の長所は掛け合いも面白いところですね。このシリーズの多くの掛け合いは空と翔のペアが担っています。大体は空から始まり翔がツッコミを入れたりさらにボケを重ねたりと兄妹仲の良さを感じ取ることができました。特に良かったと思う点は天の声優さんの演技力です。うざ絡みからの真顔でのツッコミから始まりテンションを上げた状態からの引いたような態度等、様々なバリエーションを楽しませて頂きました。こういうところもゆずソフトさんと似ていますね。
ヒロインの魅力と掛け合いの面白さ、この2点が今作の最大の武器だと思います。

次は不満に思ったことです。
それはシナリオの不完全燃焼、これに尽きると思います。おそらく多くの方にもプレイしてみたら理解はしてもらえると思います。ゲームをプレイしているとイチャイチャしてばかりで片手間に石化事件関連の進行になっていて途中からこれ唯の萌えゲーじゃねと思うのではないでしょうか。イチャイチャも落ち着きやっと石化事件関連が本格的に始まるのかと思えば、そこで終わりかよ、と言ってしまいたい程の急な終了です。某週刊少年漫画の俺たちの戦いはこれからだみたいな感じですかね。ただシリーズ物の1作目と割り切って作ったのなら仕方ないことだとも思います。

以下CG等

上の通りにどのCGも綺麗に仕上がっていました。楽曲も場面に合ったものを使用していると思います。
それとHシーンはアニメーション仕様となっていました。

シナリオと萌えどちらも兼ね揃えた9-nine-シリーズの1作目「ここのつここのかここのいろ」、シナリオだけ見れば不満は残ると思いますが、萌えゲーとして見れば満足できるかと思います。これを機に購入してみてはいかがでしょうか。

また9-nine-シリーズ1~4作+新章を収録した完全版が2021年4月に発売されます。ただし全年齢版しか発売されないためHシーン目当ての方はご注意下さい。通常版と豪華版があります。