【ゆずソフト】【ブラウザ対応】喫茶ステラと死神の蝶 感想

8月 1, 2021

喫茶ステラと死神の蝶

主人公、高嶺昂晴は何気ない学生生活を送っていた。
だがある日、不慮の事故で命を落としてしまう。
そこで予期せぬことが起きた。
死んだはずだった高嶺昂晴が、目を覚ましたのだ。

しかもそれは──死ぬ当日の朝だった。
わけがわからないまま、もう一度、同じ一日を過ごす。
予知夢やデジャブのようなものではなく、一日の流れが全く同じ。
あまりの事態に恐怖を覚えながらも、死んでしまった、事故の場所を訪れた。
そして事故の瞬間──
彼は‘‘死神’’と‘‘人語を喋る猫’’と出会った。

そして告げられる言葉。

「死はまだ回避できていません」

高嶺昂晴は死ぬ運命から逃れるために、死神の仕事を手伝うことになる。
その方法とは、何故か喫茶をオープンさせることであった。

世界を巻き戻し、‘‘死’’という現実を乗り越えた、高嶺昂晴。
だが引き寄せる‘‘死’’の因果からは逃れられない。
これは、己の運命と世界に挑みつづける1人の男の恋の物語──なのかもしれない?

引用元

カテゴリーメーカープレイ時間価格評点
萌えゲーゆずソフト24時間7945円79点

※価格は変動する可能性が有りますので各自で確認の方をお願いします。

主な登場人物

明月 栞那

メインヒロイン。死神の女の子。
実は、100年以上、この世界で過ごしている。

機械の操作などが苦手であり、最新機器を使いこなせない。
知識は田舎のお婆ちゃんレベル。

長生きをしているが、威厳などはあまりない。
フレンドリーで、親しみやすい性格であり、
調子に乗って、人をからかったりする一面を持っている。
だが時折、長い年月を生きた者を思わせる雰囲気を見せることもある。

四季 ナツメ

メインヒロイン。主人公と同じ大学に通う女の子。
クールな女の子だと周りからは思われている。
実際にはクールというわけではないものの、
感情を表に出すのが、あまり得意ではない。

わりと純情であり、性的な話には顔を真っ赤にしたりする。

大学では特定の人間と仲良くすることもなく、
飲みサーの軽い陽キャは嫌い。うざい。面倒臭い。
と、そういった人種とは、距離を取っている。

墨染 希

メインヒロイン。明るく素直で優しい、幼馴染の女の子。
主人公よりも年下だが、子供の頃からの付き合いもあって、
主人公に対してだけは、ズケズケ言う。

親は神社の神主であり、
家の手伝いとして、たまに巫女の仕事をしている。

女の子として、体重は気にしているものの……
美味しい物を前にすると我慢できない。
食べ物の誘惑には勝てず、屈服。
そして体重計の上で、後悔をすることも少なくない。

火打谷 愛衣

メインヒロイン。元気で活力あふれた女の子。
裏表を感じさせない明るさを持っていて、
ゴチャゴチャしたことが苦手で、単純明快な方が好き。
今は別のところに通っているが、昔は墨染希と同じクラスだったこともある。

子どもっぽい一面があり、ぬいぐるみなど、可愛い物が好き。
甘えたがりなところもあり、親にも甘えているので、家事は苦手。

元水泳部。
日焼けしてしまった肌が、まだ戻っていないことを、ちょっと気にしている。

汐山 涼音

サブヒロイン。カフェで働く、パティシエのお姉さん。

明るく、サバサバした性格の女性。
かなりの面倒臭がりで、実家では家事をしない。
ひとり暮らしの部屋でも、家事は溜め込んでしまう。

ただし、仕事に対しては、真面目。
こだわりを持ってお菓子作りをしており、妥協もしない。
そのため、周りの人間と意見がぶつかることも少なくないらしい。

プレイ時間

共通ルート5時間。メインヒロインは各4時間、サブヒロインは2時間でアフターストーリ1時間の計24時間でした。それと今までの作品と比べてエピソードが大分長めになっていました。

感想等

毎回安定した面白さのキャラゲーを発売している、ゆずソフトさんの作品ですね。はじめてプレイするならゆずソフトと言われている評判通り、初心者の方におすすめできる作品だと思います。

キャラの特徴を引き出し、それを魅力的に見せて萌えさせる、そしてちょっとしたシリアスな場面を主人公とヒロイン達で一緒に解決して大団円という様式美を毎回一定以上の面白さで出すことが出来るのは凄いと思いますね。

ではここから感想を語らせていただきます。
まずプレイして思ったことは、今までの作品と違い、少しシナリオに力を入れたのかなと感じました。まあ勘違いでしたが。いつものキャラ萌え+ちょとしたシリアスのゆずソフトさんでした。

あらすじにも書いてある通り主人公は命を落としてしまうのですが、自身の願いと蝶の力が作用し世界を巻き戻し、死の運命を回避します。ですが主人公の危機的状況はまだ続いていて、それを解決するために行動していく中で喫茶店を開き、ヒロイン達と仲良くなっていくという構成になってます。

最初にシナリオに力を入れたのかなと感じた理由が、世界を巻き戻す、死を扱う等の重いキーワードが冒頭ででてきたためです。死神や蝶などの設定も勘違いした一因になってました。

正直なところ、いつものキャラ萌えとちょっとしたファンタジー路線で良かったのではないか?と思いました。かというのも世界を巻き戻すや神の存在など物語が壮大になりすぎていると思ったからです。

物語が壮大になると自分の場合はシナリオに力を入れているものとして判断してしまい、ご都合主義が目に付きやすくなってしまいます。実際にちょとそれはどうなの?無理矢理過ぎないか?と思ったシーンもありました。今までの作品ではファンタジーな方面に寄せていてもキャラゲーに収まる範疇にしていたり、言い方は悪いですが、ご都合主義なところをキャラの魅力で誤魔化しているところがあったと思います。今までは気にならなかった部分ですが、今回は物語を壮大にし過ぎたために露出してしまったのかなと思います。純粋に設定を扱う技量がなかったのかもしれませんが。

それが顕著に出てしまったのが栞那ルートだと思います。ネタバレになるのでいえませんが中盤に強引過ぎるだろと感じた展開があります。そこを別の解決法にするなりしていたら80点は点数を付けていました。栞那ルートは締め方が良かっただけにどうしてもそこが目に付いてしまいました。

ゆずソフトさんはキャラの魅力で勝負しているメーカーさんだと思うのでもう少し軽い設定にした方が良いのではないかと感じました。

後もう一つ気になったことがあり、主人公やヒロインが相手に好意を抱く部分をもう少し丁寧に進めてくれたらなと感じました。友達から好意をよせる相手になる理由付けが弱いキャラがいて、ちょっと急すぎるだろと思いました。

以上が今作で残念だったなと感じたところです。
ここからは良かったと思う点を挙げていこうと思います。

ゆずソフトさんの長所といったらやはりキャラに魅力があるといった点ですね。その大きな理由がキャラそれぞれの特徴を活かした掛け合いやギャグ、意外な一面やAnother view、それを支える声優の演技力の高さを使い愛着を持たせることにあると思います。

今作のキャラであるナツメを例に説明すると、普段はクールなのに酒に酔ったときは無邪気な一面を見せたり付き合ってからはスキンシップを多く求めるなどキャラがより引き立つように見せていると感じます。他にもRIDDLEJOKERでヒロインの三司あやせと同じく、ハイライトの消えた瞳からの毒舌といったゆずソフトの集大成ともいえるキャラに仕上がっていると思います。これだけ力説してるので丸分かりかもしれませんが、今作ではナツメが一番気に入りました。

ちなみに二番目に好きなのが涼音さんでした。大人としての責任感があり、やりがいを持って仕事をする姿はとても格好良く、主人公が憧れるのも十分過ぎるほど理解できました。今までのサブヒロインの中で一押しの存在です。

このメーカーさんの作品をプレイすると毎回思うのですが、本当にキャラを可愛く魅せることに関してはかなり上手いなと関心してしまいます。

それと大きな長所がもう一つあり、システム周りの充実です。シーンジャンプ、前、または次の選択肢までジャンプすることができます。さらにフローチャートシステムも採用されていているため好きなシーンまで飛ぶこともでき、ゲームを終了し、次に起動した時には終了した場面から再開することもできます。また、前作でも好評だったお気に入りボイス機能で好きな台詞を登録することもできます。

加えて今作からは、スクリーンショット機能が追加されています。好きな場面を保存することもでき、テキストの有無も選べます。もちろん保存した画像はSNS上にupすることも可能です。
以上のようにシステム環境がとても優れていて、個人的には業界No1.だと思っています。

ここからはCGやbgm、ボイス等についてです。
以下CG




CGについては綺麗に仕上がっていると思います。
bgmや効果音も問題は無いように感じました。
素晴らしいと思ったのがボイスですね。容姿と性格に合った声優を起用していると思います。お気に入りボイス機能がついていることだけは有り、声優さんの技量の高さが窺えます。

唯、今作はミカドさんのボイスに違和感を覚えてしまいました。ゆずソフトさんの作品で初めてボイスカットを使ってしまいましたね…

感想は以上です。
今作は気になるところは少し有りましたが、従来の作品と同じくキャラゲーとして十分楽しめる作品だと思います。毎回、面白い作品を出してくる辺りは流石ゆずソフトさんだなと感じました。