【CRYSTALiA】【ブラウザ対応】白刃きらめく恋しらべ 感想

8月 1, 2021

白刃きらめく恋しらべ

あらすじ

政府機関所属の退魔師、織田絢人の今回の任務は
「刃道」を教える学校、叢雲学園に持ち込まれた『呪物:不浄紅顰』の調査と破壊。

同じチームとして行動する「月橘姫芽」、「東雲瑠璃」と共に協力し
『佩刀護身会』の幹部のご令嬢「風嶺茉莉花」が『呪物』を所持している事を突き止めた絢人。

『呪物』は破壊することに成功するが、
その結果、茉莉花は霊障害を発生させる特異点となってしまう。

「いかなる時であろうとも、私はあなたの隣に立ち続けたい──」

霊障と戦う術を教えるため、茉莉花と期間限定の師弟関係となった絢人。

近未来の世界にはびこる怪異に翻弄されつつも
それを乗り越えていく絢人と彼女達との一冬の恋物語。

引用元

カテゴリーメーカープレイ時間価格評点
萌えゲーCRYSTALiA15時間7800円60

※価格は変動する可能性が有りますので各自で確認の方をお願いします。

主な登場人物

織田 絢人

本編の主人公。主計科の2年。

通常軍隊では、解決できない事件を処理する組織「妙月」に所属している退魔士。真面目で責任感のある性格をいており、お菓子作りが得意。

風嶺 茉莉花

メインヒロイン。主計科2年。

風嶺グループのお嬢様。強い意志と戦闘スタイルから「若獅子」と称されている。ある事件の影響で絢人と行動を共にしている。お菓子が好き。

月橘 姫芽

メインヒロイン。技巧科2年。

織田家に仕える旧家の一つ、月橘家の娘。天呪特性の神眼を有しており、絢人と共に叢雲学園に潜入している。

東雲 瑠璃

メインヒロイン。武芸科2年。

退魔師の家系、東雲の分家の血筋。速度を活かした戦闘を得意とする武闘家。姫芽と同じく叢雲学園に潜入中。

三島 みくる

主計科1年。

茉莉花の側仕えをしている少女。徒手空拳での戦闘が得意で茉莉花に師事しているほど。

佐々木 巫琴

叢雲学園の保険医。

茉莉花と同じく、ある事件をきっかけに絢人達と関わりを持つことになる。

プレイ時間

共通ルートは3時間。茉莉花、姫芽、瑠璃ルート4時間ずつの計15時間でした。

共通の短さに少し驚きましたね…値段的にもっと文量があると思っていたのですがこの長さでした。

感想等

正直に言います。とてもつまらなかったです

何故つまらなかったかを言うと、バトルの緊張感の無さ感情移入がしにくいご都合主義を感じる都合の良い展開ギャグのつまらなさでしょうか。

まずバトルの緊張感の無さについてですが、これはライターのバトルの表現が下手なのが一番大きな要因だと思います。テキストに緊張感を感じることができず、戦う際の作戦についても納得することがしにくく、何故主人公達が敵に勝てたかの説得力が足りていないように思いました。前作の「絆きらめく恋いろは」の時も緊張感の無さは思いましたが、前作はスポーツ物であることからそこまで気に止めることはしませんでした。命のやり取りをそこまでしていなかったですからね。しかし今作は敵との命懸けの戦いをするわけです。しかも戦闘シーンが多いことが致命的です。緊張感も無く、優れた作戦が有るのでも無く、予定調和のように勝利する戦闘シーンを読むことは楽しくはなくどちらかといえばつまらなさを感じてしまうでしょう。

次は感情移入しにくいといった点です。

一番不味かったと思う点が茉莉花が主人公に好意を抱くのが早すぎることだと思います。物語は主人公達が呪物:不浄紅顰の破壊をする作戦の所から始まり、茉莉花が呪物に取り込まれて主人公に助け出され一目惚れという展開です。

これだけなら違和感が残りますがまだ許容範囲だと思います。しかしその先を少し読み続けると姫芽と瑠璃も主人公に好意を抱いているということがすぐに分かるのです。ここまでで開始1時間しないくらいのプレイ時間です。プレイヤーが主人公の魅力や姫芽と瑠璃が何故好きになっているかの理由も分からない状態でいきなり3人のヒロインの好感度がMAXになっているのです。これには流石に違和感を覚えざるを得ません。当然そんな違和感があるのでは感情移入できるはずもなく、茉莉花が惚れたことにもどこかご都合主義のような気がしてきて気持ち悪さすら感じてしまいました。茉莉花に好意を抱かせることはもっと後でも良かったと思います。茉莉花ルートに入った後が最良だと自分は感じました。それか茉莉花は一目惚れで良いとして、姫芽と瑠璃を最初はパートナー関係にまで抑えておいてルートに入ってから恋心を自覚させる、茉莉花の恋心に触発させられて等、もっとやりようはあったと思います。主人公達の情報がかなり少ない序盤でいきなり全員から好意を向けられている状況が違和感を相当強くしてしまい感情移入しにくくしてしまった原因だと思います。

ギャグについてですがおそらく瑠璃が多くを担っているのだと思います。しかしそのギャグの多くは下ネタで、しかも脈絡もなく突然言うのでいきなりなに言ってんだお前と感じてしまいました。ひどい時には真剣な会話をしている時にもぶち込んできます。

そしてその下ネタと主人公の相性も悪く冷静に返されたり、宥められたりするので盛り上がることもなく…残るのは面白かったという感情ではなく瑠璃に対する嫌悪感だけでした。これが原因でヒロインの中では瑠璃が一番苦手です。

散々酷評してしまいましたが長所もいくつかあります。

  • キャラデザイン
  • CG
  • 見せ場の盛り上げ方

キャラデザインについては好みもありますが、それでも優れている方ではないかと思いました。特に茉莉花に関しては明らかに力が入っていると感じます。デザインにしても、ルートにしてもです。以下茉莉花CG


次にCGに関してですが、少し気になる物は何枚かあれど十分綺麗だと思います。



各ルートのラストバトルは良く盛り上げていたと思います。一目見て分かる明らかに気合の入ったCG、茉莉花ルートでの挿入歌等、見せ場にはしっかりと力を入れていました。このシーンに関しては一見の価値はあると思います。

上記のことをまとめるとこのメーカーは路線を間違えただけで、良作を作れる力は十分にあるのだと思います

次回作はギャグを万人向けにして、この作品の長所を活かせる前作のようなスポーツ物、又はキャラゲーのどちらかを見たいと思いました。この二つの路線のどちらかにすれば面白いと感じる作品が完成すると期待感を抱かせてくれるものでした。
購入はこちらからどうぞ。