【おすすめ SMEE】フレラバ 感想
目次
フレラバ
今年もまた春が来た。
桜が咲き乱れ、新しい生活の始まりに想いを寄せる季節だ。
この学園生活も2年目に入り、ようやく余裕も生まれてきたときに周りに目を向けると「これからブリーフ狩りを始める。ボクサーパンツはセーフ、ノーパンは論外だ!」
「誰だァァァァ!! 俺のケツ型オナホ破いたやつ誰だァァァァ!!」
「ごめんね? 僕リザードマンにしか欲情出来ないんだ」
「チンポコショ!」
俺の周りにはこんなヤツらばかりだった。いや、確かにコイツらとつるんでいるのは楽しい!
だけど俺の学園生活は…たった一度の青春はこんなもので良いのか!?
満ち足りているけど満ち足りていない。そう、足りないものに気付いてしまった。俺だって健全な男のコ。
だからこそやっぱり彼女が欲しい!!思えば変わっていくもの、気付くもの。
男も女も想いは同じ。
『俺は(私は)恋がしたい』
そこから始まる恋心。――待っていたって恋は始まらない
カテゴリー | メーカー | プレイ時間 | 価格 | 評点 |
---|---|---|---|---|
萌えゲー | SMEE | 22時間 | 5280円 | 90 |
※価格は変動する可能性が有りますので各自で確認の方をお願いします。
主な登場人物

皆原 陽茉莉
メインヒロイン。
主人公の幼馴染で親同士の仲も良い事もあり幼い頃はずっと一緒に過ごしていたが、時が過ぎ別々の学校に通う内に疎遠になってしまっていた。そして同じ学園、同じクラスとして再び出会う事に。

望月 理奈
メインヒロイン。
主人公とは中学の頃からの付き合いで、お互い『腐れ縁』の認識。一緒に行動する事も多かったので、そういう意味では主人公に一番近い存在。主人公や周囲の学生達よりも精神的に大人でメンタルも強い。

柊 ゆずゆ
メインヒロイン。
主人公のクラスメイト。 人付き合いが非常に下手で孤立している。メンタル的に子供であるため感情の起伏が荒く、ストレートな物言いが度々トラブルを招く。大きな胸にコンプレックスを持ち、男の目を気にする。 故に男に対してネガティブな偏見を持っている。

沢渡 岬
メインヒロイン。
城彩学園に転入してきた先輩。 容姿も加わり転入初日から学園のウワサになる。 素人モデルとして雑誌に出た事もあったため生徒たちから特別な存在として扱われることに。
プレイ時間
共通ルートが6時間。各個別ルートが4時間の合計22時間でした。
満足できるボリュームとなっていました。
感想等
SMEEさんのお家芸ともいえるイチャラブ特化型ゲームです。イチャラブゲーが好きな方は是非プレイしていただきたいです。後悔することはないと、自信を持って言えるおすすめのゲームです。
またテンポの良い掛け合いやノリを活かしたギャグもこの作品の長所の一つだと思います。ギャグに関しては学生時代特有の勢いの良さといえばいいのですかね…とにかくハイテンポに次から次へとボケをかましてます。
そのハイテンポなギャグや掛け合いを聞いていると、何時の間にか楽しそうにしているキャラクター達の雰囲気に引き込まれ、思わず笑ってしまうことも多々ありました。ギャグや掛け合いも本当に面白かったです。
その他にも長所がたくさんありますが、まとめて紹介すると
- テンポの良い掛け合いとギャグ
- 友達から恋人になる過程の描写
- 締めるところは締める主人公
- キャラの性格背景
- 見ているこちらが胸焼けしそうなバカップルぶり
の上記5つです。テンポの良い掛け合いとギャグについてはもう説明したので残りについて語りたいと思います。
最初は友達から恋人になる過程の描写です。
この点は作品のコンセプトでもあるので大分意識して描いていると思います。
まずヒロインと付き合うためには好感度を会話パートでを上げていく必要があります。そして一定の好感度を貯め個別イベント発生。再び好感度を上げ個別イベントを経由して告白という流れです。
まとめると以下のようになります。
共通(会話で好感度を上げる)→個別→共通→個別→共通→告白
見て頂けると分かると思いますが、各ヒロインのルートに入る前に2回個別イベントが発生します。
好感度を上げることによって個別イベントで変化した主人公とヒロインの関係を描いたり、主人公を意識させたりなど心の距離が縮まっていることが確認できます。
また好感度によって会話パートの導入時の台詞が変化するのでそういうところでもヒロインの心の変化を読み取れるようになっています。
この2つを活かして進行させることにより友達から恋人になる過程がとても丁寧に描かれていると感じました。
次は主人公に関してです。普段はボケたり、ツッコミをしたりするギャグパートで大活躍の主人公ですが、決めるところは決めてくれます。褒める時は恥ずかしがってても相手に伝える、困っている時は助ける、ヒロインの立場になって考え気遣うことができるなど内面はまさにイケメンだと感じます。これはヒロインも惚れますよ。
言葉にすれば簡単でも実際に行おうとすればそこまで簡単という理由ではないですし。理奈ルートの際はこれらの美点が特に輝いていました。
あと印象に残ったことが告白の際に敬語を使ったことですね。それに加え何故自分が相手を好きになったかの心の動きなどを伝えることで普段の主人公とのギャップができとても心を打つシーンになっていました。主人公の真剣味や誠実さを感じるとても良いシーンでした。主人公マジでイケメン。
こういう作品でたまに見るとことん鈍感みたいなこともなく、察することはちゃんとできる主人公なのでストレスも感じませんし、総じて本当に良い主人公だと思います。
残りのバカップルぶりとキャラの性格背景についてですが、前者は書いた通りです。だだ甘のイチャイチャが個別ルートでは繰り広げられます。少女マンガ並み、もしくはそれ以上に甘いです。好きな人はたまらないでしょう。
主人公の好きな髪型にしてくれたり、他の女の子に嫉妬したりなど好意を強く感じるシーンがとても多いです。また主人公も好意をしっかり伝えたり、意を汲んだ上で行動したり、二人がお互いをとても大事に思っていることが伝わってきました。例えるなら好きと好きを延々とキャッチボールしている状態ですね。イチャイチャが止まりません。
最後はキャラの性格背景です。これはこの作品に少しだけ存在するシリアスな展開と多く関わっています。ネタバレになってしまうので全ては言えませんが、主な登場人物で紹介したようにゆずゆは大きな胸にコンプレックスを持ち、男の目を気にする。故に男に対してネガティブな偏見を持っているなど、何故そのような性格になったのかという疑問についてしっかりと理由があります。
人格形成について背景がしっかりしているということですね。背景が明確だと性格やそれによって生じるヒロインの気持ちなどにも説得力ができ感情移入しやすくなると思いました。
以下はCGや楽曲についてです。
発売から何年か時間が経っているためキャラデザインに古さを感じてしまうかもしれませんが、それを除いたら綺麗だといえると思います。立ち絵に関しては横顔に違和感を感じるものがありますがそれ以外は問題ありませんでした。
bgmや効果音はその場に合ったものを使い物語を引き立てていました。
素晴らしいと思ったのがボーカル曲の「quantum jump」と「二人のアルバム」2曲です。歌詞、メロディーがとても優れていると思います。
特に二人のアルバムは未だに聴いたりするほどお気に入りの1曲なので是非一度聴いてみて下さい。
萌え・笑い・歌と3拍子揃った今作。
正に萌えゲーの完成系の1つといえるでしょう。とても楽しむことができました。
購入はこちらから。またFDやサントラも同梱しているコンプリートボックスはこちらです。
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